中央区のイベント「まるごとミュージアム2020」に参加しました

当法人が活動協力している「心に残る・未来に残したい『佃島・月島百景』」が、令和2年11月8日(日)に開催された中央区のイベント「まるごとミュージアム2020」に参加しました。当日は天候にも恵まれ、定員いっぱいのご参加をいただきました。

↑「佃島・月島百景」活動報告資料より。クリックすると拡大します
 

朝から月島区民館をお借りして、地域の協力者や芝浦工大の学生などスタッフが準備を進め、午前10時、活動代表者の宮本季依さんの挨拶から午前の部がスタート。
芝浦工業大学・志村秀明教授の講演は「月島・長屋の成り立ちと変遷」。参加者からは「大変興味が湧き、自分でも調べてみたい」という感想も聞かれました。

続いて、2020年度に収録したインタビューの一部を上映しました。今回は志村先生の演題と午後のまち歩きにあわせて、月島や勝どきの長屋にまつわる記憶を中心に編集しました。上映終了後は参加者の感想を述べあったり、質疑応答も行われました。動画の中に「小さい頃、学校に行く前に病院や工場から出る焼けたコークスを拾いに行った。友達と温まってから学校に行った。冬に使う分を一生懸命集めて、親から褒められた」という話があったのですが、その記憶を語ってくださった佐藤さんご自身が会場に来てくださったので、ていねいに質問に答えてくださいました。

午前の部終了後、月島2丁目にある「元氣喫茶」に移動し、昼食(希望者のみ)。元氣喫茶は、昭和初期に建てられた四軒長屋の一軒を、店主の塚田さんと知り合いの大工さんがリフォームしたカフェ。塚田さんのインタビュー動画を見ていただいた後、ご本人から直接エピソードをお話いただきました。やはり現地でご本人の体験談を直接聴くという機会は貴重です。

午後の部は、月島のまち歩き。路地を通ったり、インタビュー動画に出てきた一角を巡りながら、途中、タブレットでインタビュー動画を記帳していただきました。「月島百景」の話し手でもある「かね重」寺本さんや馬場さんも出てきてくださり、お話していただきました。お二人とも突然の訪問にも関わらず参加者からの質問に気さくに応じてくださいました。
参加者のアンケートからは「こういう気さくなところが月島の良さ」という感想もありました。まさしくその通りですね!

次に、リフォームした長屋を子ども食堂を開いている市川さんにお話をうかがいました。二階がシェアハウスになっており、芝浦工大の学生さんが2人生活しています。その学生さんは「ご近所との挨拶やコミュニケーションを通じて、月島生活を楽しんでいる。貴重な経験をしていると思う」と話していました。

そして志村先生の月島長屋学校に到着。こちらも長屋をリフォームたもので、1階が志村先生の仕事場、兼、月島長屋学校の生徒やゼミ・研究室の学生が集う場所になっています。志村先生が建物に関して説明し、その後、参加者の意見交換を行いました。古い長屋に現在も多くの人たちが住んでいる月島ですが、それらを現代の感覚でリフォームし、利活用している実例に触れることで、多くの気づきがあったという意見がありました。

今回、我々のイベント内容は、「長屋の生活」を中心に、志村先生の講演、オーラルヒストリー動画の上映、まち歩き、長屋を現代風にリフォームした3軒の見学、そして、参加者の意見交換という充実した内容となりました。こうしたプログラムは地域それぞれのまちの個性に合わせて企画することができます。コロナが収まれば、運営側と参加者同士の新しいコミュニティづくりも構築できるでしょう。ぜひ中野においてもさまざまなご協力を得ながら、オーラルヒストリーを活用した「中野らしい」イベントを企画していきたいと思います!

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源資NOHC 代表理事

投稿者プロフィール

源 資(みなもとやすし)
昭和42年(1967年)富山市生まれ。県立富山高校、明治大学卒業。ゼネコン退社後、成り行きで映像制作の世界に入りそのまま制作ディレクターとなる。2018年度より中央区における地域オーラルヒストリー記録プロジェクト「佃島・月島百景」に参画。ポケット・クリエイション代表。(一社)NOHC代表理事。中野区野方在住。

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