「オーラルヒストリー」って何?

オーラルヒストリーは公的な文書に掲載されることの少ない“生きた歴史“の集積。中野オーラルヒストリークラブは、主に一般市民の「生活の記憶」をインタビューし、動画で記録する活動を行います。

NOHCの源です。

「オーラルヒストリー」という言葉、聞いたことがないという方がほとんどではないかと思います。私も、「佃島・月島百景」の活動を始めた時に、同じく協力者としてお世話になっている芝浦工業大学の志村秀明先生から教えていただいたのが最初かもしれません。

Oral(口頭の、口伝の)History(歴史)ということで、「口述歴史」と訳されることが多いようです。主に政治学、歴史学、社会学、民俗学などの研究分野において、一つの出来事や物事を多面的に掘り下げていくために、関係者等に聞き取り(インタビュー)を行い、それをまとめて研究を深めていく目的で行われてきた手法です。戦争、空襲、原爆、政治的な事件、社会問題、災害などの分野で行われている聞き取りが代表的なものだと思います。

私たちが主に取り組むのは、前述の志村先生が言われるところの「まちづくりオーラルヒストリー」、つまり、その土地に長く暮らす人々の生活の記憶を記録して、未来のまちづくり・コミュニティづくりに活かしていく、という一連の活動です。

オーラルヒストリーの記録、編集、編纂の方法は様々だと思いますが、私たちは主にビデオカメラを用いて動画で記録するというスタイルです。これは私が映像の仕事をしていることもありますが、動画で記録することで話し手の方の表情、言葉遣い、人柄もダイレクトに伝えることができます。思い出の場所でインタビューすることもあり、現在のまちの様子も記録できるのもメリットです。もちろん、文字起こしも行い、活字でも記録を残していきます。

私は2018年度から「心に残る・未来に残したい 佃島・月島百景」(当初は「月島百景」)という活動を通じて、オーラルヒストリーの面白さ、意義の深さに魅せられ、現在住んでいる中野はもちろん、広くこの活動を広めたいという想いで当法人を設立しました。

このブログでも、オーラルヒストリーの魅力をお伝えし、少しでも興味を持っていただければと思います。よろしくお願いいたします。

 

 

「佃島・月島百景」より。話し手の表情、声、言葉遣い、その場の空気感をダイレクトで伝えることができるのが動画記録のメリットです。

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源資NOHC 代表理事

投稿者プロフィール

源 資(みなもとやすし)
昭和42年(1967年)富山市生まれ。県立富山高校、明治大学卒業。ゼネコン退社後、成り行きで映像制作の世界に入りそのまま制作ディレクターとなる。2018年度より中央区における地域オーラルヒストリー記録プロジェクト「佃島・月島百景」に参画。ポケット・クリエイション代表。(一社)NOHC代表理事。中野区野方在住。

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